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ハイスクール・フリート操艦・射撃等用語解説⑤

お久しぶりです。前回は途中で力尽きましたが、第5話の続きからまた再開します。

※用語解説の関係上ネタバレを含む可能性あり

前回の記事はこちらからどうぞ

hiei1942.hatenablog.com

 

武蔵の主砲こちらに指向中!:武蔵の主砲がこちら(晴風)に向いている=照準をつけられ、攻撃されかねない状況という意味。

 

武蔵と反航にして!:反航戦(相手の船と艦首同士を向けている状態)

砲雷撃戦フェーズ - 艦これArcade 攻略 Wiki*より引用

 

感あり主砲弾3こちらに向かっています。:レーダー(電探含む)によって主砲弾を補足したうえで、方向を知らせている。

本当に砲弾を探知できていたのかを調べてみたところ戦中に電測員をやっていらっしゃったであろう方のサイトを見つけたので一部を以下に引用しておきます。

対空射撃電探と高角砲

 方向、高角、距離で空間に3次元の点を捉える。そして捉えた電探にあわせて高角砲を向ける。算定員が間に入って敵機と、砲弾の予測軌跡が同時に到達する点を計算する。これが未来位置計算。
話は受け売りだが、算定員はアナログ方式の計算機器を操作する。計算結果で修正された角度・高度で発射する。
1点は3次元に時間の要素を合わせて4次元問題。砲術科にはこの関係の薀蓄(ノウハウ)がある。

 終戦間近の頃、実習場付近で今までに見かけなかった兵曹長と時折すれ違った。 2~3人いたようだ。大砲打ちの超ベテランだが艦が沈んで働く場所がなくなった。古い勲功もだしがたく捨扶持を賜っている存在だ、と噂していた。
その超ベテランが俺たちの実習の現場に巡回して来た。なにしろ等級が4っつも上。軍隊で4っつも等級が上ではまるで神様。その神様のたまわく、「お前たちは電探の神さんだ」と。 「俺も電探を習いに来ている」といってしばらく実習を見ながら質問や話をしていった。質問には得意になってご進講申し上げた。
彼らは迎撃電探のシステム活性化に経験を注ぎ込んで、新戦術を創る配置についたようだ。いずれも柔和な一回りほど年上の方たちだった。あの方たちが軍艦の大砲打ちとは! 直属上官の通信科あがりの兵曹長の方がこわおもてで余程武将型だ!
電波で捕らえた標的データーによって、直ちに迎撃兵器が照準を合わせる。その体制構築に彼らに蓄積された知恵と技が必要だったのだろう。

 電探で得た方向、高角、距離等のデーターは未来時に修正されてセルシンモーターで射撃側に送られる。その指示針を見ながら把手を回して追いかける。【時に未だ自動追尾方式の実用化が及ばなかった】

 

 

 

海軍レーダー徒然草より引用

 

これで第5話の内容はおわりです。

 

あとがき

約4ヶ月放置していてすみませんでした。

またぼちぼち続きを書いていきますので気長にお待ち下さい...

次回は6話の内容を書いていく予定です。